ITイノベーションで、安全・安心、快適、利便性の高い社会を実現します

理事長あいさつ

 当協会は、財団法人 映像情報システム開発協会を前身として、1984年に発足し、ニューメディア等先進的IT技術の開発、普及を促進し、その利活用を通じて社会・産業・生活等の分野の課題解決に努めるとともに、IT技術基盤の強化に取り組むことにより、新たな成長市場の創出、拡大と、IT関連産業の発展の一翼を担ってまいりました。

21世紀に入り、デジタル、ネットワーク、クラウド技術などの発達により、社会・産業・生活等の多くの分野でより高度な情報化が進展するとともに、情報化に対する新たなニーズが出現し、拡大してきています。特に、近年では、IoT、AI、ビッグデータなどの技術革新により、「第4次産業革命」とも呼ぶべき破壊的なイノベーションを通じた新たな価値の創出が期待されているなど情報・通信技術の果たす役割はますます重要なものとなっています。

 その一方で、ITの利活用が浸透していない経済、社会分野の対策や、ITの恩恵を十分に受けられないというデジタルデバイドの解消も大きな課題として顕在化してきており、適切な対応が求められています。

当協会としては、これからも、安全・安心が確保され、利便性の高い社会、国民生活の実現とIT基盤の構築に積極的に貢献していく観点から、共通的、横断的な社会的課題を抽出し、産業界、学界、中央省庁、地方自治体、市民の方々との協創、連携のもとに、IT利活用による課題解決に向けて先導的な役割を果たしてまいります。

 今後とも、当協会の事業推進について、皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

一般財団法人ニューメディア開発協会

理事長  永松 荘一