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地域情報化部会 活動内容

■ 平成24年度

地域情報化部会 平成24年度宮城地区視察報告
(一財)ニューメディア開発協会
         地域情報化部会事務局

 ニューメディア開発協会地域情報化部会では平成25年1月24日(木)~25日(金)に宮城県における東日本大震災からの復興への取組み状況の視察を実施しました。宮城復興局、宮城県および東北ニュービジネス協議会を訪問し、復興への取組み状況のご説明を頂くとともに、沿岸部の復旧・復興状況の視察を行いました。

(1)宮城復興局

 復興庁宮城復興局では、インフラ(道路・河川・海岸・空港・鉄道等)の復旧状況、産業(農業・水産業)の復旧・復興状況、中小企業に対する支援状況及び災害廃棄物(がれき)処理状況等についての現状と対応方針についてご説明頂きました。

(2)宮城県

 宮城県では、震災後(平成24年11月)に作成した、「みやぎIT推進プラン2013」に基づいた復興に向けた取組み及び、重点分野(安全・安心な生活環境の実現など)における取組みについてご説明頂きました。

(3)東北ニュービジネス協議会

 東北ニュービジネス協議会は、内閣府「復興支援型地域社会雇用創造事業」の事業者の一団体として、起業家育成に取組んでおられます。
今回は、東北復興に貢献する人材の育成を通して東北の街づくり、産業づくりへ寄与することを目指している「東北未来創造イニシアティブ」についてご説明頂きました。

(4)まとめ

 東日本大震災から2年余りが経過した被災地への視察でしたが、復興に取組む様々な方からご説明を頂き有意義な内容でした。

 復旧・復興への取組みとあわせて震災時のお話もお伺いすることができました。
ある方は、停電により情報入手が困難になり状況を把握することができず、沿岸部の家へ歩いて向かわれましたが、家に近づくにつれて水が溢れており、何が起きたのか理解できなかったそうです。

 今回は、津波の被害が甚大であった石巻市沿岸部、仙台市荒浜地区、名取市閖上地区において、当時の状況をお聞きしながらの視察も行いました。日頃からの避難準備の大切さを痛感しました。
がれきを積んだトラックと頻繁にすれ違いましたが、厳しい寒さの中に復興へ向け歩んでいる方々の熱い想いを感じ取ることができました。

以上

写真1 仙台市荒浜地区

写真2 名取市閖上地区